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2013.5.20 [生活準備マニュアル]

【第一回】単身赴任の心がけ 生活準備マニュアル

第1回 単身赴任とは? その①

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いつか来るその日に備える心がまえ

 転勤の多い職場なら、いつかは自分にも降り掛かってくるかもしれない「単身赴任」。さて、この単身赴任とは、一体どういう状況のことを指し、どのような境遇の方が選択をしがちなのでしょうか。

 

文字通りではありますが、転居をともなう移動の辞令を受けた会社員が、配偶者や子供など家族を同伴せずに「単身」で他の地域へ「赴任(転勤)」することです。

 

世界的に、単身赴任をする割合は現在でも日本ほど多い国はありません。女性の社会進出にあわせ、妻が単身赴任するケースも増加傾向にありますが、割合的には少なく、やはり「妻と就学年齢の子供を地元に残して、お父さんが単身赴任する」というケースが典型です。

 

転勤にまつわる諸々の事情

転勤の辞令が下ると、突然に「仕事」と「家族」という大きな問題を目の前に突きつけられます。いずれを選んでも家庭生活がガラリと様変わりします。しかも、内定がある程度決まっているケースが多いとはいえ、辞令から実際の転勤までの期間は平均3週間と短く、迅速な対応が求められる場合がほとんど。そのためパニックに陥る方も少なくありません。

 

 単身赴任を取り巻く事情に詳しくない方は「家族なのだから一緒に転勤先へ引っ越ししたらいいのでは?」と感じる方も多いようですが、もちろんそこには止むに止まれぬ事情があります。理由として最も多いのは「子供の教育・受験」の問題です。特に中高一貫教育の私立校などに入っている場合などは、転校は考慮外となるようです。マイホームを購入してしまった、というケースももちろんありますが、その説明はおいおいいたします。

 

 また、「共働きで配偶者が離職を望まない」「地域の活動などに深くコミットしていて、その土地を離れることを望まない」などの理由も少なくありません。

 

 つまり、単身赴任の理由は、家族よりも仕事を優先するということではなく、「家族の一人ひとりが抱えるそれぞれの事情」を尊重したため、やむなく選んだ場合が多いのです。

 

単身赴任のメリットvsデメリット

単身赴任というと、一般的には「家族が離ればなれになる」「家計が2重になりかさむ」「心的ストレス」といったデメリットの印象が強いもの。けれども、その場に立たされた当人は、この機会を前向きにとらえていこうと心の持ちようを変えていくようです。

 

 「自分の時間が多く取れるようになったので、趣味やスキルアップに時間を割けるようになる!」などなど。これはQOL(人生の質)を上げるもの。単身生活で生じがちなストレスへの対抗策ともなります。

 

 趣味に取り組むケースでは、その土地の寺社巡りやグルメ探訪など観光的なことがやはり1番の人気。他にも、健康を気にしてジョギングなどのスポーツを始めたり、「以前からやりたかったけど、時間がなくてできなかった」ことにトライする方もいらっしゃいます。

 

 スキルアップに挑戦するケースでは、語学を学び英検やTOEICなどの試験に挑戦するといった定番のものから、心理学のような専門技術を学ぶ方まで様々。皆さん、工夫して新しいことにチャレンジしている様子です。

 

離れて感じる家族の大切さ...「家具付き賃貸」や「食事付き賃貸」を有効活用

ひとりで赴任することを選んだ方々が口にすること。それは、「離れてみて妻の支えの大きさに気づいた」「家族の存在の大切さが実感できた」といった言葉です。気づかないうちに、それぞれが支え合って生きている家族。その存在が身近にないことだけでも、大きなストレスです。

 

 その上、偏った食事や外食続きとなってしまったり、慣れない職場でストレスを抱えたりしたために、体調を崩してしまう方もいらっしゃいます。そういった方のために、「家具付き賃貸」や「食事付き賃貸」という単身赴任者を応援するシステムもあります。この「家具付き賃貸」や「食事付き賃貸」の説明は現代にニーズにマッチしたサービスといえます。

 

  大切な家族と離れて暮らす単赴任だからこそ、充分にケアしてあげたい心と体。転勤する方の心と体を支える生活スタイルに必要不可欠なものを、次回からも追って見ていきましょう。

 

第2回 単身赴任とは? その②は6月25日更新予定です。お楽しみに。

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