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2014.3.24 [生活準備マニュアル]

【第十一回】 単身赴任と春

第十一回 単身赴任と春

 

●単身赴任の平均年数は?

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年度の変わり目が近づいてくると、様々な部署で移動の辞令が出るようになってきます。単身赴任中であれば、家族の元へと帰れるような辞令が下りるのは、非常に心待ちにしていることでしょう。

 

さて、この単身赴任ですが一体、平均赴任期間はどのくらいなのでしょうか。引っ越し業者が行った調査によると、単身赴任者の平均年齢は46.2歳で、最も多かったのは「3年間」。ちなみに、平均年数は3.6年ということです。

 

ただし、最長で12.3年という方もいる様子。

 

そのため、単身赴任を選択した家族は、「最低でも3年くらいは辛抱しなければ......」と覚悟を持って、家族離ればなれの生活に突入することが多いようです。

 

とはいえ、早く家族一緒に暮らしたいと願っている単身赴任者とその家族にとっては、辞令が下りなかった場合、ある程度の心構えを持っていても、多少のショックを受けることになるでしょう。

 

特に、まだ中学生以上に達していない幼児や児童を抱えているケースでは、運動会や学芸会のような行事の際に、奥様もお子様も、お父さんのいない寂しさを味わいます。

 

単身赴任の先輩たちは、どのようにして乗り越えているのでしょうか?

 

●長期の単身赴任denwa.jpgで気をつけるべきこと

まず、やはり「コミュニケーションを取る」ことが最も大事という意見が多数みられます。最近では電話のほか、スカイプやメールなども発達していますので、それらを賢く使って、密なコミュニケーションを取り続けたいものですね。

 

次に多いのが「予め、だいたいの予想を会社に伺っておく」というものです。転勤となると、「栄転」だけではなく、「左遷」というケースもあります。栄転の場合、だいたい3〜5年間、赴任先で過ごした後、昇進して戻ってくるということが多いもの。

 

けれども、左遷の場合は、赴任先で定年まで過ごすということになります。そのため、赴任前に「栄転なのか左遷なのか」を本人が概ね理解し、その上で、上司などに「だいたいどれくらいで戻ってこられるのか?」を確認してから転勤先に赴くと、将来の計画が立てやすいことでしょう。

 

●「栄転」と「左還」ie.jpg

さて、栄転であれば、「最低でも5年、運が良ければ3年で戻ってこられる。戻ってきたら、昇進だ!」という希望を持って、夫婦で乗り越えていけますね。

 

逆に、左遷の場合は、単身赴任を選ばずに、一緒についていく選択をとることが多いようです。今まで過ごした場所ではないところへ引っ越すということで、家族が一丸となって「赴任先で一生過ごそう」と覚悟を持って新しい人生を切り開いていきます。とはいえ、子どもの学業などで、一緒に引っ越すことができないこともあるでしょう。

 

その場合は、長期戦になるため、並大抵ではない覚悟と努力が必要となります。ですが、逆に、こういったケースでは、子どもの年齢がある程度高くなっていることが多いもの。奥様がときおり、旅行気分で長期間ご主人の赴任先に泊まり込んだりして、夫婦水入らずの時間を過ごし、仲のいい関係を保つ努力をしているようです。

 

人生にとって、仕事も家族も大切なもの。転勤、単身赴任といった人生の一大事が、夫婦と家族の絆がより強くなるきっかけになるような選択をとっていきたいものです。そして、家族も仕事も両方を大事にしながら、ご自身の幸せを築き上げていってください。

 

第十二回 単身赴任生活の実態 は4月25日更新予定です。お楽しみに。

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