単身者向けマンションの選び方
単身用の賃貸を選ぶ際のポイントや、利用しやすいサイトの情報をまとめてみました。
どこで探せば良いのか分からない
人生初の一人暮らしということで、右も左も分からず取り掛かったのが今回の単身赴任騒動です。色々な方から多くのアドバイスを頂き、加えて家族の意見も反映させながら、一人身ならではの物件選びのポイントを整理しました。それが以下の3点。
- 身一つで引越しできること
- 健康の維持・管理が容易であること
- 利便性が高い場所を選ぶこと
この条件に従い、まずは自分がどんな物件を希望しているかを明確にする事が肝心です。
諸条件に合致する物件さがし
それでは順を追って解説していきたいと思います。
条件1.身一つで引越しできること
赴任先への引越しに伴い、もっとも大きな問題となる物といえば、やはり家具。
いくら長期の赴任とはいえ、自宅の調度品を送るのも手間です。また、いずれ戻ってくる約束での異動ですので、ベッドや箪笥を買うのも迷うところです。高級ホテルのように至れり尽くせりであればもちろん言うことなしなのですが、そんな予算を会社は認めてくれません。
そこで希望その1:家具付きの物件であること。
条件2.健康の維持・管理が容易であること
健康管理といえば、他ならぬ食事のこと。
リズムある生活のサイクルや運動、そして質の良い睡眠ももちろん重要ですが、その源となるのはやはり食事です。
栄養バランスのよい食事を毎日、規則正しくとることで、生活にリズムが生まれ、運動もはかどり、そして睡眠もよくとれるようになります。
漢方の世界では「医食同源」という言葉があるそうですが、こうした話に実感がこもるのも、やはり年のせいでしょうか…。
それはさておき、希望その2:食事付きの物件であること。
これは結婚以来、男子厨房に入らずを実践してきた私に対する、妻からのたっての願いでもあります。こうなると、ウィークリーマンションは対象から外れます。
条件3.利便性が高い場所を選ぶこと
これは、通常の住宅選びにも言えることですが、見知らぬ土地ではさらに重要性が増します。
通勤時の利便性はもちろんのこと、近所にスーパーや日用雑貨をあつかう店があるか、また病院の存在も大きなチェックポイントです。
もし時間があれば、実際に現地へ赴き確認することもできますが、引継ぎや残務処理に追われる毎日では望むべくもないことです。
そこで、希望その3:インターネットでしっかりと情報公開していること。
情報サイトで下調べ
こうして自分の希望条件が固まったところで、次は実際の物件探し。
しかし、ネットなどで調べようとしても若年層向けのウィークリーマンションの情報ばかりが目立ち、我々世代の人間が欲する物件には行き当たりません。
そこで、私が参考にしたのがこちらの「単身赴任応援倶楽部」というサイトです。
「家具・家電付賃貸」、「食事付き賃貸マンション」といった項目に分かれており、またそれぞれのページでエリアごとの物件が表示されます。
一覧で見る事も出来れば、個別に詳しく閲覧することもできます。
家賃などの情報や、最寄駅までのアクセスなどは勿論のこと、外観や内装写真も多数掲載されており、間取り図と合せれば現地に行かずとも全体像が把握できます。
その部屋の設備などもアイコン表示されているので一目瞭然ですし、インターネット接続状況などの詳細もわかるようになっています。
土地勘がなくても大丈夫
どのエリアを選べばよいか検討もつかないならば、まずは会社に近いエリアから探してみると良いかもしれません。
そして地図と照らし合わせながら1つづつ物件を見ていくことで、徐々に「新宿は、何線の何駅から何分だ」、ですとか「ここで地下鉄に乗り換えれば何分で会社まで行けそうだ」などといった、シミュレーションができます。
こうした作業が、やがて土地勘として蓄積されていくものなのですね。これは実際に住み始めてから気付いたことなのですが、外回りの際に東京の複雑な路線図を眺めつつ、「ああそういえば」という感覚で、近道を思い出したものです。
「首都圏で単身赴任」と言うと、当初は茫洋としたイメージしか浮かばず、不安と焦燥に駆られたものですが、こうして少しずつ情報を得ていく事で、自然と鮮明に思い描くことができるようになります。
そうした意味でも、これらの情報サイトを上手に活用して、新天地での生活をスムーズにスタートさせたいものですね。